微かなハロー

気ままに | 内向的に | 湿り気のある日記

そとづらの話

この数年で外見を褒めてもらうことが増えた。単純にこんなに嬉しい気持ちになるのか~~と新鮮な気分。

落ち込んで一人で入ったご飯屋さんにいたおじさん、職場のお客さん、上司、学生時代の先輩…全員男の人なのが、男の人ってやさしいなーと思う。男の人のほうがそういうことすぐ言ってくれる(逆に同性から褒められた時が本当に美しくなったときなのかもしれない)。知り合いは、きれいに「なったね」って褒めてくれるから元がぶすで得してるなあと思うけど、そうじゃない人の場合はお世辞だとしても単純にやさしいなあ嬉しいなあと思う。

もうだいぶ昔のことだ、確か夏だった。同じ美術大学を卒業した友人と夜の散歩をしていて、私たちはわかりやすく昇級とか価値のある肩書きとかたぶんこの先持てないし、たとえ評価されてもそれが一定の価値を保つとは限らない、だから単純にわかりやすく「この人いい生き方をしてるなあ」って、一目でわかるような風貌でいたいね。と話した。外見かよ、って思われるかもしれないけど、生き方、人に対してどう接しているかとか、自分の生き方に納得しているかとか、そういうものって確実に外に表れると思うから。あの子はそれを覚えているだろうか。