前回に続いてまたしても星野道夫の本の話。といってもただのメモ。
星野道夫『長い旅の途上』より。
「原野の暮らしに憧れてやってくるさまざまな人々、しかし、その多くは挫折するか、わずかな期間の体験に満足してやがて帰ってしまう。この地の自然は歳月の中でいつしか人間を選んでゆく。問われているものは、屈強な精神でも、肉体でも、そして高い理想でもなく、ある種の素朴さのような気がする」
これは自然に限らず、いろんなことに言える気がして。何か一つのことを続けていける人っていうのも、この「ある種の素朴さ」を持っている/保ち続けているような。